2011.02.26 Saturday
モーターサイクル
2011.02.11 Friday
あやとり
2010.02.04 Thursday
寝る
「君の行くほうへだよ」彼は薄笑いを浮かべた。
「僕は家へ帰るんだがね」
「じゃ、一緒に言って、煙草でも一服やらしてもらおう」
「それは、君、こっちから来いとでも言ったときのことだよ」僕は、冷ややかに言い返した。
「そりゃ、言ってもらえる見込みでもあるなら、僕だって待つがね」
「君、あの無効の壁が見えるかい?」と、僕は、前方を指しながら言った。
「見えるよ」
「それじゃ、これも見えてるはずだと思うがねえ、もう君とのお付合いは、まっぴらだと思ってることくらい?」
「まあそんなところだろうとは思っていたがね」
「月と6ペンス」サマセット・モーム
最近というか、前からだけれども
映画を全部起きてみることが出来ない。
暗闇になると条件反射で眠くなるのか、はたまた映画の冒頭は進み具合が悪いからか、
よく寝る。たぶん最近見た映画のほぼ全部くらい。
2010.02.04 Thursday
オンデマンドと、情報インフラの発達。
彼女のブロンドの髪を払いのけて、ささやく。「名前を言ってやれよ」
「kのつく・・・モニカ」とドイツ娘が電話に言った。
ウォーリングフォードは電話を切った。
「第四の手」ジョン・アーヴィング
コンスタントに海外作品が文庫になるのはホントにありがたい。
今まで読んだことある人に出会ったことがないけど、アーヴィングの作品は
コンスタントに文庫化される。新潮文庫のガッツに感謝したい。
2010.02.04 Thursday
J.D.サリンジャーに捧ぐ
とにかくその台詞は「昔々」で始まり、「悲しい話だと思いませんか」で終わる。
「カンガルー日和 〜4月のある晴れた朝に100パーセントの女の子に出会うことについて〜」村上春樹
人はいつか死ぬ。
死に方が人を決めるわけではなく、生き方が人を決める。
ニュースを聞いたとき、ライ麦畑を借りて読んだときを思い出した。
ホールデンはいつまでも子供だけど、作者は歳をとる。
色んなものを世の中にのこして。
少し時間があいたからブログを更新がてらリハビリでも。
2009.06.17 Wednesday
まほろ駅前多田便利軒
と多田は考えを述べた。「おまえを無視しているわけじゃない。ただ、おまえが期待するのとは興味のありかがちょっとずれてるだけだ」
由良は黙って軽トラックから外に出た。エレベーターのなかでも、三人とも押し黙ったままだった。
玄関の鍵を開ける由良の手もとを、多田はじっと見ていた。そして言った。
「由良公。おまえはあのアニメを、ハッピーエンドだと思うか?」
「思わないよ」
由良は振り返った。「だって死んじゃうじゃないか」
「オレも思わない」
多田は由良のまえにしゃがんだ。「死んだら全部終わりだからな」
「生きてればやり直せるっていいたいの?」
由良は馬鹿にしたような笑みを浮かべてみせた。
「いや。やり直せることなんかほとんどない」
多田は目を伏せた。行天が後ろで冷たい部分を抱え、自分たちを眺めているのを感じた。多田はまた目線を上げ、由良をまっすぐに見据えた。
「いくら期待しても、おまえの親が、おまえの望む形で愛してくれることはないだろう」
「そうだろうね」
本文より
三浦しをんを初めて読んだ。
すらすら読めるぜぃ。
でも、読めることと内容を噛み砕くことは違うのかもね。
03
--
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
--
>>
<<
--