スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

| - | | - | - | pookmark |
<< 大いなるディケンズ | main | 夜が 夜が僕らを試してるな >>

あやとり

 モナは笑いながら、のんびりした足どりで石化した群集の中を歩いてゆく。やがて傾斜の途中で立ちどまり、こちらを見た。わたしに呼びかけた。「もしできるんだったら、この人たちを生きかえらせたいと思う?早く答えなさい。
だめ、答えが遅すぎるわ」三十秒ほどしたところで、愉快そうに言った。そして、まだかすかに笑いながら地面に指をつけると、身体をおこし、指を唇にあてて死んだ。

本文より


ヴォネガットを読んでみた。
僕の読書はアメリカ⇒ロシア⇒ちょっとイギリス文学、繰り返す。
で成り立っている。
特にロシアが多いというか、ページ数なら断トツ。
さて、SFちっくなあやとりの話でも。
 SFといっても何か少し違う気のするヴォネガット作品。
いんちきな宗教と、科学の力でうっかり世界が崩壊するはなし。

まずは宗教。
とある国ではやっている宗教で、心のよりどころにしているんだけど、経典が腐ってる。
万事適当にしましょう。
この宗教はいんちきで世の中も大概いんちきです。ってのが教えらしい。
でも、人の心には信じる何かが必要なわけで、そんな宗教でもかなりの人が信仰してる。
日本人的には、というか僕がかも知れないけど、宗教によりどころがない分、よく飲み込めない。
僕の宗教観はせいぜい、モラルの範囲に収まるし、習慣的な儀式もフォーマットとしてしか感じない。
神秘性とか、救いの感覚がないなぁ。


さらに科学。
世界でも指折りの科学者が遺産として作ったアイスナインという物質。
なんでも水に化学反応を加えて、0度以上の温度でアイスにするらしい。
でも、いったん反応が起これば、すべての水がアイスになる。
そのアイスナインのうっかりで世界中の水が・・・
アイスナインを持つ科学者の三人の子供たちのうっかり具合もイラつく。
けだるいし、なんだか読みづらい話だったな。

細切れにした文体もあまり。
主人公の家系とクリスマスのヤドリギのくだりは???


| | 13:28 | comments(0) | - | pookmark |

スポンサーサイト

| - | 13:28 | - | - | pookmark |
Comment










11
--
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
--
>>
<<
--
Recommend
Recommend
Recommend
タイタンの妖女 (ハヤカワ文庫 SF 262)
タイタンの妖女 (ハヤカワ文庫 SF 262) (JUGEMレビュー »)
カート・ヴォネガット・ジュニア
Recommend
Recommend
Recommend
Recommend
Profile
New entries
Archives
Categories
Recent comment
Sponsored links
Mobile
qrcode
Links
Others
無料ブログ作成サービス JUGEM